単価・エリアを更新する¶
店舗に表示される見積りと発注の金額は、エリア、価格区分表、価格表の3つの設定から決まります。このページでは、3つの関係と、適応日ごとのバージョンの考え方、Excel の取り込みから結果の確認までの流れを説明します。各画面の細かい操作は、ページの最後にある操作ガイドを参照してください。
この業務の目的¶
配布会社や代理店の料金改定、配布できる地域や部数の変更、テナントとの契約に合わせた専用価格の設定を、決まった日から見積りと発注に反映させます。
設定を誤ると、店舗に誤った金額が表示されたり、地域が発注できなくなったりします。更新の前に、どの設定がどこに効くかを押さえておいてください。
エリア・価格区分表・価格表の関係¶
ポスティングの金額は、次の3つを順にたどって決まります。
flowchart LR
A["エリア表<br>地域ごとの配布数"] --> B["価格区分表<br>地域を区分に分ける"]
B --> C["価格表<br>区分ごとの単価"]
C --> D(["店舗の見積り・発注"])
T["テンプレート"] -.->|価格表を指定| C
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class D key
class T wait
| 設定 | 決めること | 画面 |
|---|---|---|
| エリア表 | どの地域に、何部まで配布できるか | 設定 (ポスティング) → エリア |
| 価格区分表 | それぞれの地域が、どの価格区分に入るか | 設定 (ポスティング) → 価格表 の「価格区分表」タブ |
| 価格表 | 価格区分ごとの単価と、用紙サイズ・配布種別などの条件 | 設定 (ポスティング) → 価格表 の「価格表」タブ |
店舗が地図で地域を選ぶと、エリア表からその地域の配布数が決まります。次に、価格区分表でその地域の価格区分が決まり、価格表でその区分の単価が決まります。価格区分をあいだに挟んでいるので、同じ料金の地域をまとめて管理できます。
1つのエリア表を複数の価格区分表が参照でき、1つの価格区分表を複数の価格表が参照できます。たとえば、同じ価格区分表を使って、用紙サイズ別の価格表を複数作れます。
メニューの「単価」は、価格表に登録された単価を横断して確認し、少数の単価を画面上で変えるための画面です。表示されるのは、価格表に登録されている単価そのものです。
標準とテナント専用¶
エリア表、価格区分表、価格表には、全テナント共通の「標準」と、特定のテナントだけが使う「テナント専用」があります。画面では、標準を「全テナント(標準エリア)」「全テナント(標準価格)」と表示します。テナント専用の価格表は、対象店舗を指定して、使える店舗をさらに絞れます。
新聞折込の場合¶
新聞折込も同じ3段階ですが、テナントの代わりに代理店が軸になります。
flowchart LR
X["代理店"] --> A["エリア<br>コードごとの扱い部数"]
A --> B["価格区分表<br>コードを区分に分ける"]
B --> C["価格表<br>区分ごとの単価と原価"]
A --> N["納品先"]
C --> D(["店舗の見積り・発注"])
N --> D
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class D key
- エリアは代理店ごとに1組で、テナントはテナントの設定で選んだ代理店のエリアを使います。
- 価格区分は、エリアのコード1つずつに割り当てます。
- 単価に加えて、仕入の原価を登録します。
- エリアのコードごとに納品先を登録します。納品箇所の数は送料の計算に使われます。
- 休刊日と送料は、バージョンを持たない別の設定です。
印刷の場合¶
印刷の価格は、価格テーブルに部数ごとの単価を登録するだけで、エリアや価格区分はありません。バージョンもなく、変更は保存した時点から反映されます。操作は印刷の価格を参照してください。
適応日とバージョンの考え方¶
エリア表、価格区分表、価格表、新聞折込の納品先は、内容を書き換える代わりに、適応日を指定して新しいバージョンを追加します。適応日は、そのバージョンを使い始める日です。
見積りと発注では、配布日を基準にバージョンが選ばれます。配布日の時点で適応日が来ているバージョンのうち、適応日がいちばん新しいものが使われます。
たとえば、価格表に次の2つのバージョンがあるとします。
| バージョン | 適応日 | 区分1の単価 |
|---|---|---|
| 旧 | 2026年4月1日 | 4.5円 |
| 新 | 2026年10月1日 | 5.0円 |
| 店舗が選んだ配布日 | 使われるバージョン | 単価 |
|---|---|---|
| 2026年9月20日 | 旧 | 4.5円 |
| 2026年10月5日 | 新 | 5.0円 |
9月中に発注しても、配布日が10月5日なら新しい単価になります。バージョンを決めるのは配布日で、発注した日は関係しません。
この仕組みには、次の性質があります。
- 改定日より前に、新しいバージョンを登録しておける。適応日が来るまでは、前のバージョンが使われ続ける
- エリア表、価格区分表、価格表は、それぞれ別々に配布日でバージョンが選ばれる。3つを同じ日に切り替えたいときは、同じ適応日で登録する
- すでに発注された受注の金額は、あとから単価を変えても変わらない
- 適応日を過去の日付にすると、その日以降の配布日の見積りに、登録した直後から反映される
更新の方法は2つある¶
| 方法 | 向いている場面 | 変えなかった行の扱い |
|---|---|---|
| Excel の取り込み | 改定などで、多くの行を一度に変える | 引き継がれない。新しいバージョンは、取り込んだシートの内容だけになる |
| 画面の「まとめて操作」 | 数件だけを変える | 引き継がれる。前のバージョンを複製したうえで、選んだ行だけが変わる |
Excel の取り込みで、変えたい行だけを書いたファイルを取り込むと、書かなかった地域の配布数や単価が未設定になります。単価が未設定の地域は、適応日以降の配布日では発注できません。必ず、現在の内容をダウンロードしたファイルをもとに書き換えてください。
「まとめて操作」が使えるのは、ポスティングのエリアと、ポスティング・新聞折込の単価です。価格区分表の割り当てと新聞折込のエリア・納品先は、Excel の取り込みで更新します。
全体の流れ¶
Excel の取り込みは、どの設定でも同じ流れで進みます。
flowchart TD
A["現在の内容を<br>Excel でダウンロード"] --> B["Excel を書き換える"]
B --> C["「取り込む」で<br>ファイルと適応日を指定"]
C --> D{"検証"}
D -->|エラー| B
D -->|OK| E["ジョブが始まる"]
E --> F["ジョブの画面で<br>結果を確認"]
F -->|失敗・一部エラー| B
F -->|成功| G["一覧でバージョンと<br>内容を確認"]
classDef default fill:#F4F6FB,stroke:#182848,stroke-width:1.5px,rx:6px,ry:6px
classDef shop fill:#FFF3DC,stroke:#C77700
classDef admin fill:#E1EEFF,stroke:#1F6FD0
classDef ops fill:#ECE6FA,stroke:#6B46C1
classDef partner fill:#E2F5EA,stroke:#1E8E5A
classDef wait fill:#FFFFFF,stroke:#8A93A6,stroke-dasharray:4 3
classDef key fill:#CFDAF3,stroke:#182848,stroke-width:3px
classDef stop fill:#FDEBEC,stroke:#C53030
class G key
手順¶
1. 何を更新するかを決める¶
変更の内容から、更新する設定を決めます。
| 変えたいこと | 更新する設定 |
|---|---|
| 単価だけを改定する | 価格表(単価) |
| ポスティングの配布数、配布の可否を変える | ポスティングのエリア |
| 新聞折込の扱い部数、エリアの形を変える | 新聞折込のエリア。代理店から受け取ったデータ一式を取り込む |
| ある地域の料金の区分を変える | 価格区分表。区分が増える場合は価格表も |
| 新しい料金メニューを追加する | 価格表を新規作成 |
| テナント専用の価格を用意する | テナント専用の価格表を新規作成。区分の分け方も変えるなら、価格区分表も新規作成 |
複数の設定を変える場合は、エリア、価格区分表、価格表の順に更新します。価格表は価格区分表を、価格区分表はエリアを参照しているためです。価格区分表に新しい区分を追加したときは、その区分の単価がまだないので、続けて価格表を取り込みます。
この手順で更新しても変わらないものが2つあります。
- 発注済みの受注: 金額も部数も変わりません。発注されたあとの部数は、Super Admin 画面からも変更できません。
- プリセット: 店舗が保存した時点の配布部数を持っています。エリアの配布数を変えても、保存済みのプリセットの部数は変わりません。固定価格が設定されたプリセットでは、単価を変えても配布料金が変わりません。プリセットは Admin 画面の「その他 → プリセット」で管理します。見直しが必要な場合は、テナントの Admin に依頼してください。
2. 現在の内容をダウンロードする¶
対象の画面で、一覧の「メニュー」から「ダウンロード」をクリックします。価格表と価格区分表は、ダウンロードする行にチェックを入れてから実行します。複数選ぶと、1つのファイルにシートを分けて出力されます。
エリアは、ほかの設定と取得の方法が違います。
- ポスティングのエリア: 一覧の「メニュー」の「取り込む」を開き、「テンプレートダウンロード」で取得します。このファイルには、選択中のバージョンの全エリアが、現在の配布数が入った状態で出力されます。
- 新聞折込のエリア: 画面からダウンロードしたファイルは取り込みに使えません。代理店から、Shapefile と Excel の一式を受け取ります。
ポスティングのエリアを、一覧の「ダウンロード」のファイルで更新しないでください
一覧の「ダウンロード」は、一覧を地域で絞り込んでいると、その地域だけを出力します。そのファイルを取り込むと、出力されなかった地域の配布数が未設定になります。取り込みに使うファイルは、必ず「テンプレートダウンロード」で取得してください。
新しく表を作る場合は、「新規作成」の画面にある「テンプレート」または「テンプレートダウンロード」から、入力用のファイルを取得します。
3. Excel を書き換える¶
書き換えてよい列は、設定ごとに決まっています。それ以外の列は確認用なので、書き換えません。
| 設定 | 書き換える列 |
|---|---|
| ポスティングのエリア | 配布可否、配布数、戸建配布可否、戸建配布可能数、集合配布可否、集合配布可能数 |
| ポスティングの価格区分表 | 価格区分(キーコードを入力した行は、その町丁目だけの割り当てになる) |
| ポスティングの価格表 | 価格 |
| 新聞折込のエリア | 代理店から受け取った Excel を使う。部数は「扱い部数」の列(新聞折込のエリアを参照) |
| 新聞折込の価格区分表 | 価格区分 |
| 新聞折込の価格表 | 原価、価格 |
| 新聞折込の納品先 | 郵便番号、納品先、住所、電話番号、搬入先CD |
見出しの行は変えないでください。取り込みでは、見出しの名前で列を探します。
4. 適応日を指定して取り込む¶
- 対象の画面で、一覧の「メニュー」から「取り込む」をクリックします。
- 書き換えたファイルを選びます。
- 「適応日」を入力します。必要なら「説明」に、改定の内容が分かるメモを入力します。
- 取り込むシートを選びます。価格表と価格区分表は、表ごとにシートを対応させます。
- 「更新」または「取り込む」をクリックします。
ファイルの形式や内容に問題があると、この時点で検証エラーが表示され、取り込みは始まりません。メッセージに従ってファイルを直し、もう一度取り込みます。
適応日を入力する前に、日付を確認してください
登録したバージョンは、あとから画面で取り消せません。適応日を誤ると、予定より早く新しい単価が使われます。誤って登録した場合は、同じ適応日で正しい内容をもう一度取り込みます。同じ適応日のバージョンが複数あるときは、あとから登録したものが使われます。
5. ジョブで結果を確認する¶
取り込みは、画面を待たせずに裏側で実行されます。メニューの「その他 → ジョブ」を開き、取り込みのジョブの「状態」を確認します。
| 状態 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 実行待ち / 実行中 | まだ終わっていない | しばらく待って、画面を開き直す |
| 成功 | すべての対象が取り込まれた | 次の手順に進む |
| 一部エラー | 取り込めなかった表や行がある | ジョブの詳細でメッセージを確認し、該当する部分を直して取り込み直す |
| 検証エラー / 失敗 | 取り込まれていない | メッセージを確認し、ファイルを直して取り込み直す |
ジョブが成功していても、スキップされた行があることがあります。必須の列が空欄の行や、適応日の時点のエリアに存在しないコードの行は、エラーにならずにスキップされます。ジョブの詳細でスキップの件数を確認し、想定より多い場合は、結果のファイルで対象の行を確かめてください。ジョブの画面の見方はジョブを参照してください。
6. 登録された内容を確認する¶
- 取り込んだ画面に戻ります。
- エリアは「バージョン」、価格表と価格区分表は詳細画面の「バージョン」で、新しいバージョンを選びます。
- 配布数、割り当て、単価が、意図したとおりになっているかを確認します。
単価は、メニューの「単価」の一覧でも確認できます。「適応日」の列で、新しいバージョンの単価であることを確かめます。
7. 店舗の画面で見積りを確認する¶
店舗に表示される金額と部数は、店舗の画面で確かめます。Super Admin 画面には、店舗の見積りを確認する機能がありません。
- Admin 画面の「アカウント → 店舗」を開き、確認に使う店舗の「代理ログイン」をクリックします。
- 店舗の画面で、適応日以降の配布日を選んで見積りを表示します。
- 金額と、選べる部数の上限が、更新した内容のとおりになっているかを確認します。
よくある失敗¶
| 起きること | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 一部の地域が発注できなくなった | 変えたい行だけのファイルを取り込み、ほかの単価が未設定になった | ダウンロードしたファイルの行を消さずに書き換える。数件なら「まとめて操作」を使う |
| ポスティングで、更新していない地域の配布数が消えた | 地域で絞り込んだ一覧の「ダウンロード」のファイルを取り込んだ | 「取り込む」の画面の「テンプレートダウンロード」で取得したファイルを使う |
| 単価や配布数を変えたのに、プリセットからの発注に反映されない | プリセットに固定価格が設定されている。または、プリセットが保存した時点の部数を持っている | テナントの Admin に、プリセットの見直しを依頼する |
| 新しい区分の地域に単価が付かない | 価格区分表だけを更新し、価格表を更新していない | 価格区分表のあとに、同じ適応日で価格表を取り込む |
| 改定日より前に新しい単価が使われた | 適応日を、予定より早い日付で登録した | 取り込む前に適応日を確認する |
| 単価を変えたのに、店舗の金額が変わらない | 店舗が選んだ配布日が、適応日より前になっている | 適応日以降の配布日で確認する |