テナントを追加・設定する¶
新しいテナントを受け入れてから、その店舗が発注できるようになるまでに、オペレーターが行うことと、テナントの Admin に引き継ぐことを説明します。
この業務の目的¶
テナントは、店舗・ユーザ・設定をまとめる単位です。テナントを用意しただけでは店舗は発注できません。使える媒体、価格表、店舗とユーザがそろって、はじめて発注できる状態になります。
この準備のうち、テナントをまたぐ設定(媒体の可否、単価、価格表)はオペレーターが行います。テナントの中の運用に関わる設定(テンプレート、承認の経路、ユーザの追加)は、テナントの Admin が行います。
全体の流れ¶
flowchart TD
A["1 テナントの作成を依頼する"] --> B["2 基本情報と媒体の可否を設定する"]
B --> C["3 価格表を用意する"]
C --> D["4 店舗と店舗ユーザを登録する"]
D --> E["5 テナントの Admin に引き継ぐ"]
E --> F["6 店舗の画面で発注できるか確かめる"]
classDef default fill:#F4F6FB,stroke:#182848,stroke-width:1.5px,rx:6px,ry:6px
classDef shop fill:#FFF3DC,stroke:#C77700
classDef admin fill:#E1EEFF,stroke:#1F6FD0
classDef ops fill:#ECE6FA,stroke:#6B46C1
classDef partner fill:#E2F5EA,stroke:#1E8E5A
classDef wait fill:#FFFFFF,stroke:#8A93A6,stroke-dasharray:4 3
classDef key fill:#CFDAF3,stroke:#182848,stroke-width:3px
classDef stop fill:#FDEBEC,stroke:#C53030
class F key
1から4がオペレーターの作業です。5で引き継いだあとも、6の確認まではオペレーターが付き添います。
手順¶
1. テナントの作成を依頼する¶
テナントそのものは、Super Admin 画面からは作成できません。「その他 → テナント」にあるのは、すでに作成されたテナントの一覧と設定の変更だけです。
新しいテナントが必要になったら、システムの担当者に作成を依頼します。依頼の前に、次の内容を決めておきます。
| 決めておくこと | 補足 |
|---|---|
| サブドメイン | テナントの画面のアドレスに使う文字列。作成後に画面から変更できない |
| ポータルタイトル、会社名 | あとから変更できる |
| 使う媒体 | ポスティング、新聞折込、印刷など |
| 価格 | 標準の価格表を使うか、テナント専用の価格表を作るか |
| 承認の要否 | 発注に承認のワークフローを使うか |
作成されると、メニューの「その他 → テナント」の一覧に表示されます。
2. 基本情報と媒体の可否を設定する¶
メニューの「その他 → テナント」で対象のテナントを開き、次の順に確認します。
- ポータルタイトル、会社名、システムサポートのメールアドレスを確認します。
- 「ポスティングの商圏」を選びます。店舗に設定した商圏を使って発注するなら「商圏あり」、地図から配布エリアを選ぶなら「商圏なし」です。
- 使う媒体と機能のスイッチをオンにします。新聞折込をオンにする場合は、代理店も選びます。
- キャンセル期限を、契約の内容に合わせて入力します。
- 「有効」がオンになっていることを確認し、「保存」をクリックします。
項目の意味はテナントで説明しています。スイッチをオンにしただけでは使えない機能があるので、同じページの「オンにしただけでは使えない機能がある」も確認してください。
3. 価格表を用意する¶
店舗が見積りと発注に使えるのは、そのテナントで有効な価格表だけです。媒体ごとに、次のどちらかを選びます。
| 方針 | 行うこと |
|---|---|
| 全テナント共通の標準価格を使う | テナントの詳細画面で、その媒体の「標準価格」のスイッチをオンにする |
| テナント専用の価格を使う | そのテナント向けの価格表を作成する。「標準価格」のスイッチはオフのままにする |
価格表の作り方は、単価・エリアを更新すると、ポスティングの価格表、新聞折込の価格表、印刷の価格を参照してください。
標準価格のスイッチがオフで、テナント専用の価格表もない媒体は、スイッチがオンでも店舗が見積りできないおそれがあります。手順6で必ず確かめます。
4. 店舗と店舗ユーザを登録する¶
店舗が数件なら、テナントの Admin が自分の画面から登録できます。立ち上げ時にまとまった数を登録する場合は、オペレーターが一括で登録します。
- 店舗の一覧(店舗名、住所、メールアドレス、最初のユーザ)をテナントの担当者から受け取ります。
- メニューの「その他 → 管理ツール」を開き、「店舗・店舗ユーザ一括登録」をクリックします。
- 対象テナントを選び、テンプレートをダウンロードして入力します。
- ファイルをアップロードし、検証のエラーがなくなったら登録を開始します。
- ジョブの完了後、結果のファイルで全行が「登録済み」になっていることを確認します。
詳しい手順と入力項目は管理ツールにあります。対象テナントの一覧に目的のテナントが出てこない場合は、手順2の「有効」がオンになっているかを確認してください。テナントのログイン方式によっては、この方法で登録できないテナントがあります。
5. テナントの Admin に引き継ぐ¶
ここから先は、テナントの Admin が自分の画面(Admin 画面)で行う設定です。オペレーターは、何を設定してもらうかを伝えます。
| Admin に依頼すること | 必要になる場面 |
|---|---|
| 店舗とユーザの追加・変更 | 立ち上げ後に店舗や担当者が増えたとき |
| テンプレートの登録 | 店舗が発注時に選ぶ、媒体の条件やファイルのひな形 |
| 版下のテンプレートの登録 | 版下を使う場合 |
| ワークフローの定義 | 発注に承認を挟む場合。手順2で「ワークフロー」をオンにしておく |
| APIキー、Webhook の登録 | 外部システムと連携する場合。手順2で「公開API」「Webhook」をオンにしておく |
| テナントの設定の確認 | Admin が変更できる範囲の設定 |
引き継ぎのときは、Admin としてログインできる担当者が決まっていること、その担当者が Admin 画面を開けることを一緒に確認します。Admin 画面の操作は、Admin 向けのマニュアルで説明しています。テンプレートの作り方は、その中の「操作ガイド → 設定 → テンプレート」にあります。
6. 店舗の画面で発注できるか確かめる¶
設定が終わったら、登録した店舗ユーザで実際にログインしてもらい、次の点を確認します。
- ログインできる。
- 手順2でオンにした媒体が、店舗の画面に表示される。
- 見積りの金額が、手順3で用意した価格表のとおりに出る。
- 試しに1件発注する場合は、Super Admin 画面の「受注 → 一覧」に表示される。承認を使うテナントでは、ステータスが「保留」から始まる。
試しに発注した受注は、確認が済んだらキャンセルします。
設定を変えるとき・利用を止めるとき¶
運用が始まってからも、媒体の追加やキャンセル期限の変更は、手順2と同じ画面で行います。変更はテナントの全店舗に影響するので、テナントの担当者と時期を合わせてください。
利用を終了するテナントは、詳細画面の「有効」をオフにして保存します。そのテナントの店舗と Admin はログインできなくなります。
次に読むページ¶
- テナント: 設定項目の一覧
- 管理ツール: 店舗・店舗ユーザ一括登録の詳細
- 単価・エリアを更新する: 価格表とエリアの準備